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執筆者の写真Miyuki Kitamura

料理における調味料のさしすせそとは?料理初心者が知っておくべき基礎知識!

更新日:1 日前


料理初心者必見!「さしすせそ」の基本と使い方


調味料のさしすせそ

「料理を始めてみたけれど、味付けが難しい…」と感じたことはありませんか?

そんな時、覚えておきたいのが日本の伝統的な味付けの基本ルール、調味料のさしすせそ!調味料のさしすせそとは、料理の基本的な調味料の順番を示す言葉です。


「さ」は砂糖、「し」は塩、「す」は酢、「せ」は醤油、「そ」は味噌を指します。

この順番で味付けをすることで、より美味しく仕上がると言われています。

これを知っているだけで、料理の味付けが格段に向上します。


本記事では、「さしすせそ」の意味や正しい順番、各調味料の役割を詳しく解説します。

ぜひ参考にして、料理の腕を上げましょう!


料理における調味料のさしすせそとは?


「さしすせそ」とは、料理でよく使う基本の調味料とその加える順番を覚えるための語呂合わせです。以下のように、それぞれの調味料を指しています。


  • :砂糖

  • :塩

  • :酢

  • :醤油(「せうゆ」の古い表記)

  • :味噌

    これらを正しい順番で使うことで、食材に効率よく味を染み込ませたり、調味料の風味を最大限に活かしたりすることができます。

    調味料のさしすせそ




「さしすせそ」の順番が重要な理由

調味料を加える順番には、しっかりとした科学的な理由があります。それぞれの調味料は、食材に染み込むスピードや役割が異なるため、この順番を守ることで、食材にしっかりと味が染み込み、料理の仕上がりがぐんと良くなります。

煮物に調味料を入れている画像




1. 砂糖(さ):甘みを最初に加える理由

砂糖は分子が大きく、他の調味料よりも食材に浸透しにくい性質があります。

そのため、最初に砂糖を加えることで甘みをしっかりと食材に染み込ませることができます。また、砂糖には食材を柔らかくする効果もあり、煮物などでは特に重要です。

:大根の煮物では、砂糖を最初に加えると大根の自然な甘みが引き立ち、柔らかく仕上がります。

砂糖




2. 塩(し):旨味を引き出すタイミング

塩は分子が小さく、砂糖よりも早く食材に浸透します。(ですので、砂糖は塩よりも先)

また、塩には水分を引き出す働きがあり、食材の旨味を凝縮させます。砂糖の後に塩を加えることで、甘みと塩味のバランスが整い、味全体が引き締まります。

:焼き魚を焼く前に塩を振ると、余分な水分が抜けることで魚の旨味が凝縮され、ふっくらとした食感に仕上がります。また、塩を振ることで皮がパリッと焼き上がり、香ばしさも引き立ちます。

塩



3. 酢(す):酸味で味を引き締める

酢は料理にさっぱりとした酸味を加え、味を引き締める効果があります。また、酢には殺菌効果もあり、保存性を高めるのに役立ちます。

:南蛮漬けでは最後に酢を加えることで、爽やかな酸味が際立ちます。


米酢

Q. 酢を最後に加える理由は?

A. 素材に味が浸透するのを阻害してしまうため、塩よりも後の順番です。ただし、酢は加熱すると酸味が飛びやすい性質があるため、料理の仕上げ段階で加えるので、最後に加えることもあります。酸辣湯などは、お酢をいかしたい場合は最後に加えるのと同じですね。





4. 醤油(せ):旨味と香ばしさをプラス

醤油は日本料理の中でも欠かせない調味料です。豊富な旨味成分が料理に深みを与え、香ばしい風味を加えます。しかし、加熱しすぎると香りが飛んでしまうため、仕上げに近い段階で加えるのがポイントです。

:煮物では、醤油を最後に加えると、素材の風味を壊さずに全体の味を引き締めることができます。例えば、筑前煮では、醤油を最後に加えることで根菜の自然な甘さと旨味を活かしつつ、香り豊かに仕上がります。

醤油


5. 味噌(そ):コクと深みを最後に

味噌は発酵食品で、独特のコクと風味を持つ調味料です。味噌も加熱しすぎると風味が失われるため、火を止める直前に加えるます。さしすせそで最後に来るのは、このためです。

:味噌汁では、最後に味噌を溶き入れることで、まろやかで香り高い仕上がりになります。

味噌


【料理のさしすせそ】酒やみりんを加える順番とその理由とは?

「さしすせそ」以外にもよく使われる調味料に、「酒」と「みりん」があります。ただ、「さしすせそ」には含まれていません。では、これらはどのタイミングで加えるのが良いのでしょうか?


みりん


酒の役割と加えるタイミング

酒は最初に加えるのがポイントです。

素材の臭みを消し、味を染み込みやすくする効果があります。覚え方として、「さ(酒)+さ(砂糖)しすせそ」を意識すると良いでしょう。



みりんの種類と使い方

みりんには大きく分けて「本みりん」と「みりん風調味料」の2種類があります。

  • 本みりんは酒の一種なので、酒と同じく最初に加えることで、臭みを取りつつ食材に味がよく染み込みます。

  • みりん風調味料はアルコール分がほとんどなく、糖分が多いため、性質が異なります。このため、料理の仕上げに加えることで、照りや風味を引き立てる効果を最大限に発揮します。



調味料のさしすせそを使いこなして、料理上手になろう!

「さしすせそ」の順番を覚えると、料理初心者でも料理が格段に美味しくなります。調味料を正しく使いこなすことは、料理のスキルアップにつながる大切なステップです。料理が苦手な人は、まずは、煮物や味噌汁といった基本の料理から挑戦してみて、自分らしいアレンジを加えてみましょう!


調味料のさしすせそ



煮物は特に「さしすせそ」を意識して

煮物は「さしすせそ」を特に意識したい料理の代表格です。砂糖や塩でしっかりと下味を付けた後、醤油や味噌で味を整えることで、食材本来の美味しさを引き出せます。

それぞれの特性を理解して使い分けることで、料理の仕上がりが格段にアップします。


肉じゃがに調味料を入れている写真


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