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執筆者の写真Miyuki Kitamura

【完全解説】料理初心者は何から始める?初心者が知るべき基本テクニック!

更新日:10月16日

「料理ができるようになりたい!」「料理上手になりたい!」という人は多いでしょう。料理ができるようになれば、健康管理にもなりますし、節約にもなります。外食やスーパーの総菜よりも美味しいものがお家で食べられます家族での食事の時間もより豊かな時間になるでしょう。


料理を始める理由は人それぞれですが、料理をこれから始める初心者の人からすると、何から手をつければよいのか悩むことも多いでしょう。

さらに、料理を学ぶことで食材の安全性や栄養バランスにも気を配ることができ、家族や自分の健康維持に役立ちます。



この記事では、料理初心者は何から始めるべきか、そして料理初心者が知っておくべき基本テクニックを簡単にご紹介します。料理 が上手くなるには​、これらの基本はマストで知っておかなければなりません。


これらの基本テクニックを身につければ、料理の自信がつき、失敗を避けながら楽しく料理ができるようになります。

特に、最初はシンプルで簡単なレシピから始めると、ストレスなく続けやすくなります。


にんじんを切る姿
 

1. 基本的な調理器具の使い方

料理を始めるには、まず基本的な調理器具の扱いに慣れることが大切です。

包丁、まな板、鍋、フライパン、計量カップなど、よく使う器具の使い方を覚えましょう。


特に包丁の使い方は、料理の基礎となるため、安全で効率的に食材を切る技術を習得することが大切です。正しく道具を使うことで、料理がよりスムーズに進むようになります。

包丁の持ち方やまな板の使い方も重要です。正しい姿勢で作業をすると、ケガを防ぐだけでなく、食材を均等に切ることができ、仕上がりにも影響します。

また、調理器具の手入れも大事です。使いやすさが維持され、次回の料理も快適に進められます。良い状態の器具を使うことで、料理へのモチベーションも自然と高まります。



2.食材の選び方と保存法

美味しい料理を作るには、まず新鮮な食材を選ぶことが大切です。野菜や果物は色鮮やかでハリのあるものを選び、肉や魚(ドリップ)は水が出ていないか確認したり、特有の強い臭いがしないかなどを確認しましょう。

また、地元のスーパーで季節の食材を選ぶことで、コストを抑えつつ最も美味しいものを手に入れることができます。

また、選んだ食材を長持ちさせるには、適切な保存方法を知っておくことが大切です。冷蔵庫や冷凍庫を上手に使って食材の鮮度を保つことで、食品ロスを減らし、食材を無駄なく活用できます。

例えば、冷凍保存する際は小分けにしておくと、必要な分だけ使いやすくなり、調理がより効率的になります。


3. 料理の基本テクニック

料理を成功させるためには、いくつかの基本テクニックを習得することが大切です。以下に、初心者が習得すべき主なテクニックを紹介します。


切る・刻む

野菜や果物を切る技術は、料理の見栄えや調理時間に大きく影響します。輪切りや薄切り、さいの目切りなど、基本的な切り方を覚えることで、料理の仕上がりがぐっと向上します。包丁の扱いに慣れるには、まず簡単な食材から始めると良いでしょう。

例えば、にんじんやきゅうりのような硬さが均一な野菜から始めると、切り方の練習に最適です。


焼く・炒める

焼くことや炒めることは、日常的な調理法です。フライパンの温度や油の量を調整することで、食材の旨みを引き出し、香ばしい仕上がりに。肉や魚を焼く際は、表面をしっかり焼き上げることで、ジューシーさを保つことができます。

焦げ付きやすい食材には、レシピの火加減より低温から始め、様子を見ながら火加減を調整しながら作っていくと失敗が少なくなります。


煮る・茹でる

スープやシチュー、パスタなど、煮る・茹でる技術は多くの料理で必要です。低温でじっくり煮込むことで、食材に味が染み込み、柔らかくなります。野菜を茹でる際には、色鮮やかに仕上げることがポイントです。

また、茹でるときに塩を加えると、食材の味が引き立ちます。パスタや野菜には少量の塩を加えると、素材そのものの味が生きたり、野菜の色を色鮮やかに仕上げてくれます。


4.効率よく料理を準備し、調理し、片付けする方法

料理初心者がスムーズに作業を進めるためには、準備、調理、片付けの各ステップで効率を意識することが大切です。


まずは、材料の準備をしっかり行いましょう。切りものや下ごしらえを先に済ませておくと、調理中に慌てずに次の作業に移ることができます。基本的には、生で食べるもの → 加熱する野菜 → 肉や魚の順に切ると、まな板を洗う手間が減り、効率的です。

また、調味料は事前に計量しておくのがおすすめです。料理に慣れてくると目分量で調味料を加えられるようになりますが、初心者のうちはあらかじめ計っておくことで失敗を防げます。


次に、調理の優先順位を考えることが重要です。例えば、火を使う料理を進めながらサラダを作ったり、スープを煮込んでいる間に他の料理を準備したりすることで、時間を有効に使えます。完成した料理は、温かいまま保温する工夫をすると、全ての料理が美味しいタイミングで提供できます。


最後に、調理中の片付けを意識することで、後片付けが格段に楽になります。使った道具はその場で洗ったり、調理台をこまめに拭く習慣をつけると、料理後の片付けが大幅に軽減されます。また、可能な限り道具の使用を最小限に抑えることもポイントです。同じボウルを洗って再利用するなどの工夫で、洗い物が減ります。


効率よく準備、調理、片付けを行うことで、料理がもっと楽しく、ストレスフリーになるでしょう。



4. 料理で失敗しないためのヒント

料理に挑戦する際に、失敗を避けるためのポイントをいくつか押さえておきましょう。


アイパッドでレシピを表示


  • レシピをよく読む

    料理を始める前に、レシピをしっかり確認しておきましょう。材料や手順を理解しておくことで、途中での混乱を防ぐことができ、段取り良く進めることができます。

    特に材料の準備(下ごしらえ)を先に終えておくと、調理中に慌てずに済みます。


  • 時間管理を徹底する

    タイミングが重要な料理も多いです。タイマーを使って、焼き時間や茹で時間を管理すると、失敗を防ぎやすくなります。


  • 味見をする

    驚くことに、料理が下手な人ほど、味見をしません。料理中に味見をすることは、失敗を防ぐ一番簡単な方法です。

    味見をする際には、小さなスプーンを使い、少しずつ確認するのがコツです。



 

料理初心者は何から始める? 初心者でも大丈夫!失敗しづらい簡単レシピ

料理初心者でも簡単に作れるレシピとして、以下の2つを紹介します。どれも手軽な材料で作れて、基本の調理技術を練習するのに最適です。

 

1. カレーライス

市販のカレールウを使えば、簡単に風味豊かなカレーが作れます。野菜や肉を炒めて、ルウを加えて煮込むだけ。自分好みの具材を選ぶことで、バリエーションが楽しめます。

カレーライス


材料:

  • 牛(豚)こま切れ肉200g

  • じゃがいも1個

  • 玉ねぎ1個

  • にんじん1/2本

  • (あれば)にんにく・生姜のすりおろし(チューブでもOK)各1/2片分

  • 水600ml

  • カレールウ(市販)約100g(4~5皿分)

  • (あれば)Aトマトケチャップ大さじ1

  • (あれば)A中濃ソース大さじ1

  • ごはん適量


手順:

  1. じゃがいもとにんじんは皮をむいて一口大に切る。 玉ねぎはくし形切りにする。

  2. 鍋にサラダ油少々(分量外)をひいて中火で熱し、牛(豚)こま切れ肉を入れて炒める。

  3. 肉の色が変わったら、にんにく・生姜のすりおろしを加えて炒め合わせる。

  4. じゃがいも、玉ねぎ、ニンジンを加えて全体に油が回るまで炒め合わせる。

  5. 水を加え、煮立ったらアクを取り除く。具材が柔らかくなるまで、蓋をして弱火~中弱火で約15分煮る。 (※アクとは煮立ったときにふつふつとわいてくる泡のようなもの。だいたい取り除けばOK)

  6. 蓋を取り、一旦火を止めて、カレールウ(市販)を割り入れて溶かす。

  7. Aを加えて、とろみが付くまで弱火で5~10分煮込む。」とろみが付いたら、火を止める。器にごはんを盛り付け、カレーをかける。



 

2. 焼そば

市販の焼きそばソースを使えば、簡単に味が決まる人気の一品。野菜と麺を一緒に炒めるだけで、ボリューム満点の食事が完成します。


焼きそば


材料(2人分)

  • 焼そば‥‥2食分

    豚肉(バラ肉) ‥‥80g(4枚)

    キャベツ ‥‥80g(3~4枚)

    にんじん‥‥50g(1/3本)

    サラダ油‥‥大さじ1強

    (お好みで)青のり、紅しょうが‥‥適量


手順:

  1. にんじんは薄めに切る。キャベツはニンジンと同じサイズに切る。豚肉は食べやすい大きさに切る。麺はレンジで600Wで30秒程温めてほぐれやすくする。

  2. フライパンにサラダ油を熱し、豚肉を両面に焼き色がつくまで焼く。にんじん、キャベツの順に入れてそれぞれ30秒ほど炒める。野菜の上に麺をのせ、ほぐしながら炒める。火を弱め、添付のソースをかけ、よく混ぜ合わせる。お皿に盛りつけて出来上がり。お好みで青のりや紅しょうがを添えるとより本格的な焼そばになります。


 

料理の楽しみを忘れずに

料理は楽しむことも大切です。失敗を恐れず、新しい料理にも挑戦しましょう。料理は家族や友人との大切な時間を作り出す素晴らしい手段でもあります。

初心者であっても、少しずつ練習することでスキルは向上します。料理を楽しみながら、美味しい料理で日常を豊かにしましょう。


 

楽しく・効率良く学ぶなら、料理教室もおすすめ!

料理の基礎をしっかり身に付けたいなら、やはりプロに直接教えてもらうのが一番の近道です!特に、料理初心者の方にとって、マンツーマンの料理教室はおすすめの学び場です。



自分のペースで進められるだけでなく、一人ひとりのレベルや目標に合わせて丁寧に指導してもらえるので、無理なく楽しくスキルを向上させることができます。


マンツーマンの魅力は、何と言っても完全に自分専用のレッスンが受けられる点です。他の生徒に気を使う必要がなく、いつでも質問ができる環境が整っています。


また、講師が一人一人に合わせたアドバイスや調理のコツをその場で教えてくれるので、短期間で料理の基礎をしっかりと習得できます。例えば、包丁の使い方や火加減のコツなど、動画や本では学びにくい細かい技術を目の前で実践しながら覚えることができます。


さらに、自分の好きな料理や作りたいメニューを中心に学べるのもポイントです。カジュアルな家庭料理から本格的な和食まで、自分好みのメニューでレッスンを組めば、自宅ですぐに活かせます。


初心者だからこそ、最初のステップをしっかりサポートしてもらえるマンツーマンレッスンでの学びは、長い目で見ても非常に価値があります。「料理が苦手…」と感じている方も、レッスンを通して自然に自信がつき、料理を楽しめるようになりますよ。


もっと詳しく知りたい方は、ぜひこちらのページで詳細をチェックしてみてください!


記事の筆者 プロフィール写真(  料理研究家 北村みゆき)

記事の筆者 プロフィール

料理研究家 北村みゆき


料理の楽しさを知り、一生物のスキルを身につけてほしいという想いから、初心者でも楽しく料理を学べるマンツーマン料理教室レミューを2017年に開く。


訪日観光客向け料理教室"Beautiful Washoku Cooking"では、日本を訪れる外国人に和食の素晴らしさを伝えている。

​その他、レシピ開発、写真撮影、料理とお酒のペアリング、フードスタイリングイベント登壇、執筆等で幅広く活動。

フードコーディネーター/唎酒師/野菜ソムリエ/豆腐マイスター






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