料理教室を選ぶ際、マンツーマン形式とグループ形式のどちらの料理教室が適しているか悩む方は多いでしょう。
この記事では、それぞれの特徴と利点を比較し、あなたに合った料理教室の選び方をお伝えします。
これを参考に、自分に合った料理教室を選んで、料理を楽しむ一歩を踏み出していただけますと幸いです。
マンツーマン料理教室VSグループ料理教室:特徴とメリデメ
❚マンツーマン料理教室の特徴
マンツーマンの特徴①個別指導:
初心者から経験者まで自分のレベルに合ったレッスンが可能です。
マンツーマン料理教室の環境では、講師が受講者のペースやスキルに合わせて指導できます。
具体的な疑問や要望にも迅速に対応できるため、学びやすさが大きく向上します。
個別のニーズやライフスタイルに合わせてレッスン内容をカスタマイズできるため、学んだことが生活に活きる点が大きな魅力です。
マンツーマンの特徴②料理の上達が早い:
マンツーマンでの料理教室では、受講者が自分のペースで学習を進められるため、理解度や技術の定着が高まります。
グループレッスンでは調理の作業をそれぞれ分担して、みんなで作業を進めることが多く、受講者が家に帰っていざ作ろうとすると「(レシピを読んで)ここはどうすればいいんだっけ・・・?」となりがちです。(特に初心者の方は)
マンツーマンでの料理教室では、教室にもよりますが、だいたいは全ての調理工程を手を動かして行うため、実践的で習ったことの習得が早くなります。
また、グループの料理教室では、料理上手な人がどんどん進めてしまい、(初心者だからなかなか参加できず)結局洗い物しかしてないなぁ・・・なんていうのは、初心者さんの料理教室の失敗あるあるですね。
マンツーマンの料理教室では、他の受講者がいないため、集中して学ぶことができます。料理をしながらリアルタイムで講師からのアドバイス・フィードバックを受け取れるため、改善点をすぐに修正でき、効率的に学べるので、格段に上達が早くなります。
マンツーマンの特徴③柔軟性:
教室によって異なりますが、レッスンの時間帯や頻度など柔軟に選べることが多いため、忙しい方でもライフスタイルに合わせて学べます。
マンツーマンの特徴④モチベーション維持:
各自の目標・ニーズにカスタマイズされたレッスンを受けることで、長期的に学び続ける意欲を高めることができます。マンツーマンでの料理教室では、技術を教えるだけでなく、料理を楽しむための刺激を与え、持続的な学びをサポートしてくれます。
マンツーマンの特徴⑤費用
一般的にマンツーマンは費用が高くなります。
ただし効率的に学ぶことができるので、料理の腕前を短期間でグッと引き上げることができるので、コストパフォーマンスは実は高いと言われています。
❚グループ料理教室の特徴
グループレッスンの特徴①交流と学びの共有:
グループレッスンに参加する人はもともと料理が好きだったり、食べることが好きな人が多いので、同じ趣味を持つ人々と学べ、情報交換が出来たり、新しい友達も作りやすいです。
グループレッスンの特徴②リーズナブルな価格: 複数人(4~10人)での受講のため、費用が格段に抑えられます。コストはかけたくない方にお勧めです。
グループレッスンの特徴③個別指導の少なさ: 講師の指導が全体向けになるため、個別対応はほとんどないです。
グループレッスンの特徴④お料理が好きな人が多い:
グループでの受講は、普段から料理をしていて、食べることや料理が好き!という人が多い傾向にあります。料理上手な方もいらっしゃいますね。料理の基礎を学びたい、というより、このレッスンメニューが習いたい!という方が多い印象です。
グループレッスンの特徴⑤固定スケジュール: レッスンの日時が固定されているため、個別でのスケジュール調整は難しいことがほとんどです。個人で行っているような料理教室では、複数人(3~4人以上)での申込みの場合は、日程を調整してくれる教室もあります。
❚マンツーマン料理教室のメリットとデメリット
メリット:
個別指導: 初心者から経験者まで、自分のレベルに合ったレッスンが可能です。
また、きめ細かい指導により、効率よく料理スキルを上達させることができます。 回数は少なく、効率的に学べるので、費用対効果は高いです。
スケジュールの柔軟性: 自分のライフスタイルに合わせてレッスン内容や時間を調整可能です。
デメリット:
費用: グループ形式より高額であることが多いです。
講師との相性: 講師のスタイルが合わないとストレスになる可能性があります。 (体験レッスンなどで確認するか、複数講師がいるなどする方が安心です)
❚グループ料理教室のメリットとデメリット
メリット:
交流の機会: 他の参加者との交流や情報交換が楽しめ、料理を通じて新たな友人を作ることができます。
価格の手頃さ: グループでの受講により、費用が抑えられます。本気で上達したい!というより、楽しみで料理教室に行きたいというかは、価格を抑えたいかなと思うので、グループレッスンの方がおすすめですね。
デメリット:
個別指導の不足:講師の指導が全体向けになるため、個別のケアが少なくなることがあります。
環境の影響がある: 参加者が多い場合、教室内が騒がしくなり集中が難しいことも。
❚こんな人にマンツーマンの料理教室がおすすめ
・料理に自信がない人や初心者の方
個別指導により、基本的なテクニックを効率的に学べます。専門インストラクターが一人ひとりのペースに合わせた指導を行うため、確実な成果が期待できます。
・個別指導で(自分のペースで)レッスンを受けたい人
個別指導なので、人の目を気にせず、自分のペースでレッスンを受けられるので、集中して効率よく学ぶことができます。
・効率よく短期集中で学びたい人、本気で料理を上達させたい方
一度のレッスンで学ぶことが多く、上達速度はかなり早いので、効率よく上達したい人におすすめです。また、急ぎの目的で、短期間での上達を目指す人にはぴったりです。
❚こんな人にグループの料理教室がおすすめ
・社交的な性格で料理教室で友達を作りたい人
社交的な方には、他の参加者と一緒に料理をすることで楽しい雰囲気を味わえ、友達作りの良い機会となります。
・仲間と協力しながら楽しく学ぶのが好きな人
グループでの料理教室は、多くは分担作業となります。
共同作業が好きな方にとって、グループ料理教室は有意義な場です。仲間と協力しながら、より楽しく学ぶことができます。
・普段から料理をしている、もしくは、ある程度料理経験がある方
グループでのレッスンでは、講師の人は一人一人につきっきりにはなれません。ですので、ある程度いわれた工程が理解し自分でできる方が、戸惑うことなく料理教室を楽しむこと胃ができます。
【初心者必見!】自分に合った料理教室の選び方
自分に合った教室を選ぶことは、学びの質を高めるために非常に重要です。
下記に教室を選ぶ際のポイントを説明します。
1. 自分のレベルに合った教室を選ぶ:
マンツーマンは個別指導が受けられるため、特に初心者に最適です。グループ形式では、他の参加者と刺激し合いながら楽しく学べます。
2. 通いやすい場所や時間帯を考慮:
ライフスタイルに合った教室を選ぶことで、実生活で役立つスキルを身につけられます。
3. 体験レッスンの活用:
体験レッスンで教室の雰囲気や講師との相性を確認することが重要です。いくつかの教室を試して、理想的な環境を見つけましょう。
いかがでしたか?
この記事が、あなたにぴったりの料理教室を見つける手助けになれば幸いです。
マンツーマンの料理教室が気になるという方は、ぜひこちらのページで詳細をチェックしてみてください!
記事の筆者 プロフィール
料理研究家 北村みゆき
料理の楽しさを知り、一生物のスキルを身につけてほしいという想いから、初心者でも楽しく料理を学べるマンツーマン料理教室レミューを2017年に開く。
訪日観光客向け料理教室"Beautiful Washoku Cooking"では、日本を訪れる外国人に和食の素晴らしさを伝えている。
その他、レシピ開発、写真撮影、料理とお酒のペアリング、フードスタイリングイベント登壇、執筆等で幅広く活動。
フードコーディネーター/唎酒師/野菜ソムリエ/豆腐マイスター
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